遺留分Q&A

遺留分とは何ですか?

遺留分とは、兄弟姉妹以外の相続人について、被相続人の財産から法律上取得することが保障されている最低限の取り分のことです。

遺留分は、被相続人の生前贈与や遺贈等によって奪われることはありません。

遺留分侵害額請求に期間制限はありますか?

遺留分侵害額請求は、相続の開始と遺留分を侵害する贈与等があったことを知った時から1年以内にしなければなりません。

また、相続開始時から10年を経過した場合も請求できなくなります。

遺留分侵害額請求はどのような方法で行うのですか?

遺留分侵害額請求をする場合、必ずしも訴訟による必要はありません。

まずは、遺留分を侵害している相手に対して、内容証明郵便を送付するなどの方法を取ることが多いです。

その際、侵害された遺留分について請求する意思を明確に示す必要があります。

遺留分の目安を確認することはできますか?

弊所が監修した「遺留分の自動計算機」をお使いください。

 「遺留分の自動計算機」は≫こちら≪

なお、自動計算機は簡易的な計算による目安を確認するためのものですので、正確な金額については弁護士にご相談ください。

遺留分を相続発生後に放棄することはできますか?

相続発生後の遺留分の放棄は、遺留分権利者が自由に放棄することができます。

遺留分を相続発生前に放棄することはできますか?

相続発生前に遺留分を放棄するためには、家庭裁判所の許可が必要となります。

相続発生前に遺留分を放棄することを無制限に認めると、被相続人などから圧力を受けて放棄を強要されるおそれがあるためです。

家庭裁判所の許可が必要であるため、遺留分を放棄する合意をしたとしても、放棄は認められません。